今回からドラムレコーディングについて連載します。
レコーディングは、バンド練習などを行うリハーサルスタジオのドラムを使いました。
記事の最後に、マイキングによる音の変化を動画で紹介していますので、チェックしてみましょう。
では、キック(バスドラム)から見ていきましょう。
使用機材
PC:MacBook Pro
Audio I/F:Roland STUDIO CAPTURE
Mic (Kick IN) : audio-technica ATM-25
Mic (Kick OUT) : audio-technica AE2500
2本のマイクそれぞれの役割ですが、
内側(IN)のマイクはアタック用
外側(OUT)のマイクは低域の音圧用
となります。
キックのOUT側に使用したAE2500は、コンデンサー型とダイナミック型の2つのユニットを一つのボディに搭載しています。
今回は、コンデンサー側を使用しました。
キック内側(IN)のマイキング
通常のマイクスタンドを使ってマイキングをすると、思ったよりもキックの中にマイクが入っていきません。
2本のブームスタンドをジョイントすることで、キックの内側までマイクが届くようになります。
この工夫により、マイクと打点の距離を自由にセッティングできるようになります。
キック内側のマイクはビーターを狙って5cm~10cmほどの距離にセッティングすると、アタック感が良く録音できます。
キック外側(OUT)のマイキング
キック外側のマイクは、低音を良く拾うマイクを使いましょう。
マイクはフロントヘッドの穴の近くを狙うと音圧が良く録音できます。
この時、穴からの空気が演奏中に出てきますので、フカレにも注意しましょう。
マイクの距離ですが、こちらも5cm~10cmほどを目安に立てると他のパーツとの被りも少なく録音できます。
マイクを1本で録る場合
マイクを内側に入れ、アタック感と音圧の両立ができるポイントを探してマイキングしましょう。
動画
サポートミュージシャン
Drum : Shingo Yoshida (COALESCE)
COALESE HP : http://reigen-shamisen.com
Shingo Yoshida HP : http://www.drumpod.jp