ドラムレコーディング連載2回目、スネア編です。

今回も記事の最後にマイキングによる音の変化を動画で紹介していますので、チェックしてみましょう。

 

使用機材

drumrecsettingPC:MacBook Pro
Audio I/F:Roland STUDIO CAPTURE
Mic (Snare TOP) : SHURE SM57

Mic (Snare BOTTOM) : SHURE SM57

 

スネアマイクそれぞれの役割ですが、

トップのマイクは胴鳴りとヘッドの皮鳴り用
ボトムのマイクは胴鳴りのサポートとスナッピーの響き用

となります。

drumsnare_topdrumsnare_bottom

 

スネア・トップのマイキング

トップのマイクは、リムの線上からどのぐらい入れていくかを考えながらマイキングしましょう。
マイクの入れ過ぎでプレイヤーの邪魔にならない位置で、ということもポイントです。

drumsnare_top_mic

 

そして、スネアヘッドを狙って2cm~3cmほどの高さにセッティングしましょう。

drumsnare_top_mic2

 

スネア・ボトムのマイキング

ボトム側のマイクを録音する際は、上側のマイクとの位相関係に注意が必要です。
上下2本のマイクをそのままミックスすると位相が合わず、低域が抜けた音になってしまいます。
これを回避するために、ボトム側では位相反転を行いましょう。

drumsnare_bottom_phase1drumsnare_bottom_phase2

 

また、2本のマイクの距離についても注意が必要です。
お互いのマイクを打点から等距離になるようにマイキングをすることで、上記の位相関係についてもうまく処理できます。
必ずしもスナッピーを狙う必要は無い、ということもポイントです。

drumsnare_bottom_mic

 

動画

 

サポートミュージシャン

Drum : Shingo Yoshida (COALESCE)

COALESE HP : http://reigen-shamisen.com
Shingo Yoshida HP : http://www.drumpod.jp