Acckyです。

2017年最初の制作日記は昨年末に更新したリズム見直しの続きから、です。
今年もよろしくお願いします。

さて、早速本題ですが、飛澤さんのスタジオにお邪魔した際に相談した現状の悩みとしては…
『低域がモヤッとして、リズムがしっかり聴こえてこないミックスになってしまう』
ということで、リズム中心にキック・スネア・ベースの見直しをして頂きました。

まずはスタジオに持ち込んだ時のドラムのミックスはこちらです。

キックの音色ですが、STEVEN SLATE DRUMSのライブラリ
Inst > SSD 4 Classic Signature > 01 Kicks > Kick Slate SSD を使いました。
デフォルトの状態から、ピッチや余韻を少しいじっています。
SSD4

ここで頂いたアドバイスとしては、
『5kHz付近をブーストして、キックの皮の感じを出してみようか』でした。
効果を確認しながらEQをかけてみた結果はこちらです。
 

いかがでしょうか?
キックの音がしっかり立って聴こえてくるようになったと思います。

EQの画面で確認してみると、左が見直し前、右が見直し後の画面(青ラインが処理後)です。
BeforeAfter

処理後の音は単独で聴くと結構カチッとした感じですが、他の楽器と混ざった場合にはこれぐらい存在感を出していかないと抜けてこない、ということですね…。

また、他の楽器と混ざった状態をイメージして、どれぐらいのキックの音質にするのか、という所を考えて処理していく事が大事だと感じました。そのイメージをしっかり決めておくと、そもそもの音色選びの観点も変わってきますね…!

ということで、今回はキックの見直しでした。
飛澤さん、お忙しい中、アドバイスありがとうございました!

次回はスネア編を紹介します。

 

プラグインメモ

今回使ったプラグインです。
・STEVEN SLATE DRUMS
http://stevenslatedrums.com/ssd4-platinum

・Waves H-EQ
http://www.minet.jp/brand/waves/h-eq